多くの慎重な動物学者が公認している最大のヘビ(長さにおいて)の記録は10mのアミメニシキヘビとなっている。これは1912年にセレベス島北部の海岸でオランダの石油採掘技師たちによって捕獲され、当時セレベス島に立ち寄ったアメリカの探検家 Henry Raven によって報告された。また未確認記録としてはやはりセレベス島で1970年頃に11mの個体が生け捕りにされた後で殺されている(Wood, 1977)。

| 全長(m) | 場 所 | 備 考 |
|---|---|---|
| 10.1 | ジャワ | 詳細不明。 |
| 9.1 | マレーシア(1799) | マレー人の水兵を締め殺した直後に捕獲された。 |
| 8.8 | マレーシア(1974) | 豚を呑み込んだ直後に殺された。 |
| 8.5 | マレーシア(1859) | 胴回り81cm |
| 8.2 | マレーシア(1896) | 皮(10m)が大英博物館に保存されている。 |
| アナコンダとは異なり、ニシキヘビは動物園でもよく飼われている。私事で恐縮だが、子供の頃によく通った姫路市立動物園にも大きなアミメニシキヘビが飼われていて、そこの案内書によると、園長は世界の動物園を回ったがここのニシキヘビが一番大きいと記されていた。しかし具体的な長さについては触れられていなかった。生きている大きなヘビの長さを測ることは意外に難しいのである。 | 生け捕りにされて飼育されたヘビの中でもっとも大きかったのは、フランスの動物商 Charles Mayer(1920)がマレーシアで捕獲した9.8mのアミメニシキヘビで、これを買ったニューヨークの動物商は8人がかりでこのヘビを床に抑えつけ、体を伸ばし、紐を使って測定したという。そして彼はこのヘビを10.4mと偽って他へ売ってしまったそうだ(Charles Mayer,1920)。 |
| 全長(m) | 体重(kg) | 名前 | 場 所(死亡した年) |
|---|---|---|---|
| 8.7 | 145 | Colossus | ペンシルバニア・ハイランドパーク動物園(1963)、胴回り95cm 1949年にタイで捕獲された(この時は6.7m) |
| 8.5 | − | Agamemnon | ロンドン動物園(1942)。 1935年にマレーシアで捕獲された(この時は6.4m) |
| 8.5 | 113 | − | ハンブルグ・カールハーゲンベック Tierpark (1904到着) |
| 8.4? | 118 | Cassius | ヨークシャー・Knaresborough 動物園(1980)。皮の長さ8.8m 1972年にマレーシアで捕獲された。 |
| 8.3 | 87 | Rex | ニューヨークの国際ヘビ博(1936)に展示された。 |
| 8.0 | − | Gina | スマトラで捕らえられ、バリの Reptile Park で飼われていた。 |
| 7.6 | 138 | − | ワシントン国立動物園に飼われたうちで最大のヘビ |
| 7.6 | 100 | − | バンコク爬虫類グローブ(1957) |
| 7.5 | − | Praggers | ロンドン動物園(1942)。1922年にマレーシアで捕獲された。 1935年で7.5m、死んだ時には9m(推定)に達していたと言われる。 |
| 7.4 | 112 | − | ヒューストン自然史博物館(1961) |
| 7.3 | 76 | − | ロンドン動物園(1911) |
2003年12月、ジャワの Curugsewu village で非常に大きなアミメニシキヘビが公開された。地元の役人 Rachmat によればこの暗色の巨大なヘビは長さ14.85m、胴囲85cm、体重447kgもあるという。もしこれらの数字が正しければ世界最大の大蛇となるわけだが…。 この巨大なヘビはインドネシアの科学研究所、Gajah Mada 大学、そして state Institute of Agriculture at Bogor の研究者によって検査を受けたそうだ。 飼育係の Imam Darmanto によればこのヘビは2002年にスマトラの Jambi で生け捕りにされその村で飼われていたのを、レクリエーションパークのスタッフが買い取った。しかしその村から運び出す許可を得るのに数ヶ月を要したという。 447kgのニシキヘビは1ヶ月に4、5頭のイヌを食べている。(AP-Associated Press) 地元の専門家に確認されたと言うことは15mの大蛇は本物だろうか? 残念ながら写真ではその巨大さはうかがえないが。また雄だととのことだがこれも気にかかる。一般にニシキヘビは雌の方がかなり大きい。 CNN によると、ロイター通信のカメラマンが持参したメジャーで測定したところ6.5〜7mしかなかったという(2004年1月8日)。しかし客寄せには大きく貢献したようだ。 |
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現在アメリカで飼育されている特に大きなアミメニシキヘビ
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2007年1月26日、マレーシアのクアラルンプールで長さ7.1m、胴回り60cmもあるニシキヘビがイヌ11匹を襲っていたことが明らかになった。このヘビは住民らに発見されるまでに果実園の番犬を少なくとも11匹を飲み込んだとみられている。 被害を受けた果実園のオーナーは、26日付ニュー・ストレーツ・タイムズ紙の記事の中で「このような巨大なヘビを見てショックだった」とコメント。同紙は全長がテニスコートの幅ほどあり、木の幹ほどの厚みをしたヘビの写真も掲載した。発見した住民らはヘビに危害を加えることなく、木に縛り付けた上、野生動物の管理当局者に引き渡したという(日刊スポーツ)。 ※ このニュースは古谷さん、祥子さん、nucky さんから知らせていただきました。 アミメニシキヘビは、しばしば人工的な環境で見つかっている。バンコクでは船の往来が多い運河に入り込み、イヌやネコ、アヒル、さらにはブタを捕食している(S. S. Flower, 1899)。シャムの王宮に侵入したニシキヘビが王室のシャム猫を呑みこんだこともある(Taylor & Francis, 1943)。 |
↑過去3ヶ月の間に少なくとも11頭のイヌを餌食としたニシキヘビが住民らに逮捕された。
| インドニシキヘビ | Indian Rock Python |
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東南アジアのもう1種の大蛇、インドニシキヘビも動物園でよく見かける種類で、アミメニシキヘビよりも太目である。インド産は斑紋が赤褐色でビルマから中国南部にかけてのものは黒っぽい。日本の動物園ではこちら(ビルマニシキヘビ)の方が多く見られる。 インドニシキヘビの最大のものは6mとされているがこれは少々控えめすぎるかもしれない。 5.5m級の個体はしばしば見出されているので6mを超えるものもいるだろうといわれていたがまだ確認されていない。 ところがアメリカはイリノイ州の Serpent Safari Park に飼われている雌のビルマニシキヘビは1998年11月(21歳)の計測で長さ8.2m、体重183kgもあった(Guiness World Record)。これは飼育下の大蛇としては記録を更新する大物だが胴回り71cmというところが少々解せない。 このニシキヘビは2週間毎に4、5羽のニワトリを食べているそうだ。↓ |
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2005年9月9日朝、埼玉県上尾市の鴨川の土手でインドニシキヘビが見つかり、通報で駆けつけた警官5人が2時間がかりで捕獲するという事件があった。約4mの黄色い個体(アルビノ)で誰かが飼育していたものが逃げ出したか、捨てたものらしい。ヘビは群馬県太田市のジャパンスネークセンターに移された(朝日新聞)。
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| 全長(m) | 場 所 | 備 考 |
|---|---|---|
| 5.5 | ベンガル(1906) | ヒョウ(体長1.3m)を呑みこんでいた。 |
| 5.6 | United Provinces(1906) | − |
| 5.7 | Mussoorie(1866) | − |
| 5.8 | スリランカ(1885) | 生け捕りにされ、コロンボで展示された。 |
| 5.8 | アッサム(1875) | 体重91kg。 |
| 約6 | ウッタル・プラデシ | トラに殺されていた。スミソニアンの一行が発見。 |
| 6.1 | 東パキスタン(1960) | 8歳の少年を襲って呑みこんだ。 |